ベランダ菜園に憧れる人
野菜を育てる知識が0の私でもベランダ菜園でネギを育てられるかな?
どのくらい手間がかかるのだろう・・・虫がいっぱい寄ってきたら嫌だな。
そのような疑問にプロのネギ農家が答えます!
ベランダ菜園を始めたいけど、野菜の栽培知識もないし、家事や仕事で時間もない。そんな私でも野菜を育てられるのかな・・・と思っている方に朗報です!
葉ネギはこれからベランダ菜園を始める初心者でも簡単に栽培できます。1年中栽培できて長期的に収穫できる葉ネギの栽培方法を解説します。
筆者のプロフィール
江戸時代から続く農家を継いで営んでおります。ネギを主に栽培していて、年間30トンくらい出荷しています。
1年中ネギを栽培しているからこそわかるネギの知識を踏まえて、ベランダ菜園でネギを育てる簡単な方法を解説します。
知識が0の初心者に葉ネギ栽培がおすすめの理由
葉ネギは栽培知識や経験がなくても簡単に育てられるため、家事や仕事、子育てに追われていて、なかなかベランダ菜園をはじめられない方におすすめの野菜です。
葉ネギが初心者の方におすすめの理由
- 手間がかからない
- 病害虫に強い
- 1年中栽培できる
- 長期的に収穫を楽しめる
多忙な方にはこれほど魅力的な野菜は無いと思います!
スキマ時間でOK!1日1分あれば葉ネギを育てられる
葉ネギは本当に手間がかかりません。最初の種を播く時にまとまった時間が必要ですが、種を播いてしまったら、1日1分だけ時間があれば十分に育ちます。
具体的に1日1分だけどんなお世話をするかというと、
様子を見てあげてください。
「元気に育ってる?」「何か足りないものはない?」といった感じで様子を見るだけです。
元気に育ってない場合は、水が足りてないか肥料が足りていないかのどっちかなので、土が乾いていたら水をあげる、土が湿っているのに元気がなかったら肥料をあげてください。
これだけだったら、小学生の時に朝顔しか育てた事がない私でもできる!と思いませんか?
ネギには虫が寄り付かない
ベランダ菜園を始めたいけど、ベランダが虫だらけになったら嫌だなと心配ですよね。
葉ネギは虫が寄り付きにくい野菜なので、虫だらけになるようなことはありません。
葉ネギに虫が寄り付かない理由は、葉ネギから虫が嫌う成分がでているからです。
なので、家庭菜園で虫除け用のコンパニオンプランツとして栽培している人もいるくらいです。
しかし、100%虫が寄り付かない訳ではありません。春から夏にかけて高温多湿の時期に育てる場合は、ネダニ・アザミウマ・アブラムシなどが発生する事があるので注意が必要です。
いずれも大きな被害に繋がるような害虫ではないので、気にしない方はそのまま育てているようです。
1年中栽培できる
葉ネギは暑い夏の照りにも耐えて、冬の寒い霜にも耐えられる強い品種が多いです。
しかし、夏場の暑さを乗り越えるには、ちょっと対策が必要です。
その対策とは、直射日光を当てすぎない事です。夏の日差しが強いシーズンは半日くらい日が当たる場所に移動させてあげましょう。
また、種を撒くシーズンも真冬を除けば、ほとんど芽を出してくれますが、初心者の方は春か秋に種を播くのがおすすめです。
春か秋に種を播けば発芽後スクスク成長してくれるので、手間をかけずに栽培する事ができます。
収穫期間が長い
葉ネギの収穫は株元を5㎝ほど残して刈り取ると、新しい芽が出てきて繰り返し収穫することができる野菜です。
2年間収穫し続けたとういう方もいるくらいです。
しかし、いくら強い葉ネギでも土に栄養分がなければ成長できないので、繰り返し収穫する際は追肥をしてあげなくてはいけません。
逆に追肥さえしてれば長期間収穫し続けられる野菜ということです。
知識が0の初心者でもできる葉ネギを簡単に栽培する手順
ネギは大きく分けると『長ネギ』と『葉ネギ』の2種類に分けられます。
長ネギは別名:根深ネギとも言い、関東以北で食べられる事が多い、白い茎の部分を食べる種類のネギです。
葉ネギは、九条ネギや万能ネギなどで、お馴染みの葉っぱの緑色部分を薬味などで食べる種類のネギです。
ベランダ菜園で栽培が簡単なのは葉ネギなので、誰でもできる簡単な葉ネギの栽培方法を解説します。
用意する道具
- プランター
- 鉢底石
- 野菜培養土
- じょうろ
たった4つだけ。
プランターはどんなサイズで大丈夫なので、ベランダのスペースに合ったお好みのサイズを選んでください。円形の鉢でも育てられます。
もし、自分でプランターサイズを決められないのであれば、横幅が65㎝のプランターを選びましょう。
標準的なプランターサイズなので、ネギ意外に色々な野菜を栽培できます。
プランターサイズに合わせて鉢底石と野菜培養土を用意してください。鉢底石はプランターの底が見えなくなるくらいまで敷き詰めればOKです。
野菜培養土もプランターのサイズに合わせて用意します。プランターの8割くらいまで土を入れてください。
じょうろは先がシャワーヘッドのような形をしているものを選びましょう。先が尖っているものは観葉植物用なので避けてください。
種の播き方
すじまきという手法で種を播きます。土に深さ1㎝くらいの溝を指で2本掘ってください。溝と溝の間は15㎝くらいが目安です。
溝の中に種を1㎝間隔でおいください。種が小さいのであまり神経質にならなくて大丈夫。
種をおき終わったら土を上からかけるイメージで被せます。土を強く押し付けないでください。
土を被せたら水をあげますが、勢いよく水をかけると土と一緒に種が流れてしまうので、そ〜〜〜っと水をあげてください。霧吹きで土を湿らせてあげると失敗しません。
芽が出揃うまでは常に土を湿らせておく事がポイントです。
すじまきの方法がわからなかった方は、こちらの記事でわかりやすく説明されているのでご覧ください。
間引き
間引きとは混み合った芽を抜いて、芽と芽の間に適度な間隔をもたせることで、通気性を良くする作業です。
葉ネギの芽が高さ3〜5㎝くらいまで成長したら、生育の悪い芽を抜いて、芽と芽の間隔を3〜5㎝くらいにしてください。
芽を抜く時に残す芽の根を傷つけないようにそ〜〜〜っと抜きます。根と根が絡み合うくらい混み合っている芽はハサミで切ってあげると安全です。
追肥
1ヶ月に1回固形肥料を追肥するか、1週間に1回液体肥料を追肥すれば十分です。葉ネギは葉の成長を促したいので、チッ素が多めに配合されている肥料を選びましょう。
収穫のしかた
丈が30㎝くらいになったら、株元を5㎝くらい残してハサミで切って収穫します。株元を5㎝くらい残すと、切ったところからまた新しい芽が生えてくるので、長期間にわたり繰り返し収穫できます。
根っこから引き抜いてしまうと、もう生えてこないので注意してください。
注意点
【まとめ】明日からベランダ菜園を始めるなら葉ネギがおすすめ
葉ネギは野菜を栽培する知識や経験がない初心者の方でも簡単に栽培することができます。
ベランダ菜園に憧れがあるけど、今まで家事や育児や仕事に追われて、「自分にはベランダ菜園はできない」と思っている方には葉ネギとの出会いが、幸せなベランダ菜園ライフのきっかけになるかもしれません。
今、家庭菜園やベランダ菜園を楽しんでいる人も、昔は野菜の知識がなかった人です。
僕みたいな農家も同じです。生まれてから農家の英才教育を受けた訳ではありません。常に失敗を繰り返してはネットで検索してます。
せっかくここまでこの記事を読んだのなら、これから葉ネギの栽培をスタートさせることで、幸せなベランダ菜園ライフをスタートさせてください。
葉ネギ栽培を『早く』『手軽に』『安く』スタートする方法はこちら↓↓
コメント
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