会社員を辞めて農家に転職するデメリット【アパレル店長から農家になった私】

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会社員を辞めて農家に転職するデメリット【アパレル店長から農家になった私】 転職

会社員を辞めて農家に転職するデメリット【アパレル店長から農家になった私】

会社員を辞めて農家に転職したいと思っている方のために、31歳の時に会社員を辞めて農家になった私が感じている、会社員を辞めて農家に転職するデメリットについて、自分が感じていることを赤裸々に書いています。

就農する前であれば少しは参考になるかもです。

会社員を辞めて農家に転職するデメリット【アパレル店長から農家になった私】

会社員を辞めて農家に転職するデメリット【アパレル店長から農家になった私】

私が31歳の時に会社員を辞めて農家に転職した時の流れを簡単に紹介します。

自己紹介

31歳まではアパレル店長をやっていましたが、成果を上げても給料が全く上がらないことが理解できなかった。

実家が農家だったため小さい頃から自分は農家になるという自覚があったため、そろそろ頃合かと思い親元就農。(親は反対していたため、一筋縄ではいかなかった)

父と二人で、ネギキャベツをメインに市場に出荷。

小松菜やルッコラ、ミニトマト、ミニきゅうり、米など、自分の家と直売用に少量栽培。

毎日、汗をかく充実感季節を肌で感じられる農家の仕事にやり甲斐を持っています。

とはいえ、ぶっちゃけ会社員を辞めて農家に転職するにはデメリットがあることも事実です。

会社員を辞めて農家に転職するデメリット4つ

  1. 収入が不安定
  2. 出会いがない
  3. 体に不具合が生じる
  4. 初期投資が必要

では、実際に会社員を辞めて農家に転職した私が感じるデメリットについて書いていきます。

デメリット①収入が不安定

当たり前ですが会社員に比べて農家の収入は不安定です。

なぜなら、気候環境によって作物の出来が変わるので、収入が不安定になります。

脱サラして就農したい人
脱サラして就農したい人

だったら研究に研究を重ねていい野菜を作ってやろう!!

ってなりますよね・・・

実際には、いい野菜を作っても値がつかなかったり、逆にダメダメな野菜が出来ても値がつくことが当たり前のようにあります。

なぜなら、いい野菜を作っても需要がなければ売れないし、ダメダメな野菜でも需要があれば売れます。

つまり、売上を左右するのは気候と需要が関係しているということです。

詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓↓

ネギ農家の現状から見るネギの価格高騰の理由【2021年1月】
2020年12月末から2021年2月4日現在までネギの価格高騰が続いています。 一体なぜ、ネギの価格が高騰しているのか。 この記事では、ネギの価格高騰の理由について、ネギ農家の現状をもとに導き出した答えを書いています。 結論は恥ずかしながらネギが不作だからです。

うちの場合ですと、一般的な慣行農法で市場に出荷していますが、売上が年間○百万円も変わることがあります。

これは、農家の規模によって○十万円なのか○千万円なのか変わってくると思いますが、前年比50%や前年比150%など50%くらいの変動はよくある話だと思います。

気候に左右されにくい施設栽培や、利益率をあげる直売など農業の方法には色々な種類がありますし、これから新しい方法がどんどん出てくると思うので、できるだけ収入を安定させられるような農業を勉強しといた方が思います。

私も農業ビジネスは常について勉強しています。

会社員を辞めて農家に転職するデメリット【アパレル店長から農家になった私】

私が実際に読んで参考になった本です。

栽培して売るだけが農業ではないということを学びました。

また、会社員から農家に転職することで、農家には足りないものを既に持っているということも知りました。

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デメリット②出会いがない

女性との出会いはもちろん、新しく人と知り合うということ自体がかなり減ります。

職場が畑なので当たり前です。見渡す限り人がいません。

人付き合いに疲れて農家に転職したいと思っている方にとっては大きなメリットです。

会社員でも職場と家の往復で出会いがないと聞きますが、もっと無くなります。

私はアパレルの店長をしていたので、毎日知らない人(お客さん)と接していました。

もちろん、友達関係や恋人関係になるような出会いはほとんどありませんでしたが、それなりに人と関わってたんですよね。

新しい取引先の人や同業他社の人など飲みに行く機会もありました

今は皆無。

とはいえ、こんなご時世です。

本気になれば新しい出会いはいくらでもあると思うんですよね。(自分が出会いを求めていないだけかも・・・

SNSを使えばたくさんの農家さんと知り合えて情報交換もできますし、本気で異性と出会いたければマッチングアプリに登録すればいい。

この前、インスタを見ていたら農家専用の恋活・婚活アプリを見つけました。

あぐりマッチ
自然に囲まれ、家族との時間が温かく、健康的でおだやかな暮らし。憧れますよね。自然好きやアウトドア好き、田舎暮らしや地方移住したい人、農業したい人が素敵な出会いを探せることに特化した恋活・婚活アプリです。

ちょっと面白そう・・・笑

デメリット③体に不具合が出る

私は31歳で農家に転職したので、最初は色々と体に不具合が出ました。

アパレル店長だったので、重い物を運んだり、同じ作業を繰り返すといった作業はありませんでしたが、農家は重い物を運ぶ毎日・・・同じ作業を黙々をこなす毎日・・・

会社員の仕事内容によりますが、デスクワークから農作業ともなれば体に不具合が出ると思います。

もっと若い時だったら仕事に体が追いつくのが早いんだと思います。

農家でよく言うんですが、

野菜はずっと下を向いてるので首が痛くなり、果物はずっと上を向いているので首が痛くなる。

まさにその通り。

私は野菜農家ですが、野菜は基本的に腰より低い背丈なので、何をするにも下を向いています。

私の場合は、疲れが溜まってくるとが痛くなります。

腰に関してはサーフィンをやっていたので、会社員時代から痛みが出ることがありましたが、キャベツの出荷シーズンは100%痛くなるので、コルセット無しでは仕事ができません。

デメリット④初期投資が必要

会社員を辞めて農家になるには必ず初期投資が必要になります。

知識と技術とパソコンだけあれば起業できる時代ですが、初期投資0円で農家になるのは不可能です。

もしかしたら、小さい規模で始めるには初期投資0円で始めることはできるかもですが、会社員時代の給料を稼ぐのは無理です。

人が1人、農業で生計を立てようと思ったら、それなりの初期投資が必要になります。

トラクターに管理機、噴霧器、スプリンクラーなどなどで、一千万円の初期投資なんて珍しい話ではありません。

初期投資に関しては、国の補助金などもありますが、じっくり計画を立てて返済で首がまわらなくならないようにしなくてはいけません。

私の場合は、親元就農なので私が投資した額は0ですが、今使ってる機械をこれから揃えると思ったらゾっとします。

もしかしたら、こちらの本は参考になるかもしれません。

会社員を辞めて農家に転職するデメリット【アパレル店長から農家になった私】

初期投資は貯金の143万円で農業を始めた人が書いた本です。

私はApple Booksで購入して読みましたが、新規就農するのにトラクターはいらない。今の時代はパソコンが農機具といった内容がとても斬新に感じました。

ロスを無くして利益率の最大化というのは勉強になります。

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【まとめ】会社員を辞めて農家に転職するデメリットは努力次第で解消できる

会社員を辞めて農家に転職するデメリット【アパレル店長から農家になった私】

会社員を辞めて農家に転職したいと思っている方のために、私が感じているデメリットについて書きました。

少しは参考になったでしょうか。

本当は、農家の仕事についてポジティブなことを書きたかったんですが、デメリットもリアルな農家の声として参考になるかと思い、赤裸々にネガティブなことを書いています。

とはいえ、もともとポジティブ気質な私としてはデメリットもメリットに感じます!

  • 収入が不安定→やり方次第では稼げる
  • 出会いがない→人と関わらなくて済む
  • 体に不具合が生じる→体を鍛えられる

といった感じ。

初期投資に関しては仕方がないですね。

私の場合は、会社員の時に成果を残しても給料が変わらないということが続いたことに絶望していたので、仕事の成果で収入が変わることに魅力を感じています。

とにかく、農家は不安定な仕事なので、会社員を辞めて農家に転職を考えているのであれば慎重に計画を立ててください。

今回ご紹介した本

稼げる! 新農業ビジネスの始め方

農で1200万円! ――「日本一小さい農家」が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩

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