【ルッコラの育て方】間引きと追肥のポイントを農家が教えます
ベランダ菜園初心者
ルッコラの育て方が知りたい!
ルッコラの間引き時期と方法は?
追肥は必要?
このような疑問にルッコラ農家で
趣味でもルッコラをプランター栽培してる
ベランダ菜園士の資格を取得した私が答えます。
ルッコラの育て方が知りたい方へ。
本記事は、ルッコラの間引き時期と方法について画像16枚を使って初心者の方にもわかりやすいように書いてます。また、追肥が必要な場合と追肥の方法も解説。
本記事を読めばルッコラの育て方(間引き・追肥・水やり)について具体的な方法がわかります。
この記事を書いてる私はルッコラを直売に出荷してる農家です。
しかも家で食べる用のルッコラをプランター栽培してます。
ベランダ菜園の知識を深めてわかりやすい発信ができるようになるためにベランダ菜園士という資格を取得しました。
そういえば、年末に受けていた資格のベランダ菜園士に受かってた😄
— Vege Rhythm@野菜ソムリエ農家 (@VegeRhythm) January 24, 2021
ベランダ菜園に対しての知識と理解を増やす事を目的に受けたけど、受かってて良かった笑 pic.twitter.com/bFnGXKtWK7
【ルッコラの育て方】間引きと追肥のポイントを農家が教えます
間引きをしないと生育障害に陥ります。
なぜなら、混み合った苗が日光と栄養分を取り合い、さらに風通しも悪くなるからです。
追肥は基本的に必要ありません。
なぜなら、ルッコラは生育期間が40日くらいと短い野菜だからです。
しかし、時と場合によっては追肥が必要な時があります。
それでは、ルッコラの間引きと追肥について詳しく解説します。
ルッコラの間引きの時期と方法【ルッコラの育て方】
ルッコラの間引きはトータル3回です。(種のまき方によっては2回)
間引き3回の時期と方法を解説します。
1回目の間引き【ルッコラスプラウト】
発芽率が不安だったり、スプラウトを食べたい方など濃いめに種を播いた方は1回目の間引きが必要です。
これくらいの時期から日光に当たりにくい芽や弱い芽は生育不良に陥ります。
1回目の間引きの時期は発芽から10日くらいで草丈が3〜4㎝くらいになった時です。
芽と芽を1㎝間隔になるように間引きを行います。
間引きの方法は残す苗の根っこを傷つけないようにハサミで根本を切ります。
できるだけ丈夫な芽を残します。
1回目に間引いた芽はルッコラスプラウトとしてサラダなどに混ぜて食べることができます。
こんな小さいですが、味と香りは立派なルッコラです。
1回目の間引きのポイント
- 種をキレイに1㎝間隔でまいた人はやらなくていい
- 発芽から10日くらいで草丈が3㎝〜4㎝になった頃
- 芽と芽の間隔は1㎝
- 残す芽の根っこを傷つけないようにハサミで切る
- ルッコラスプラウトは種を濃いめにまいた人しか味わえない
2回目の間引き【スプラウト以上ベビーリーフ未満】
2回目の間引きはルッコラ の本葉が2〜3枚になった時に行います。
1回目の間引きから7日〜10日くらいです。
苗と苗の間隔(株間)が2〜3㎝くらいになるように、生育が悪い苗や痛んだ苗を優先的に間引きます。
今回も残す苗の根を傷つけないようにハサミで根元を切ります。
具体的に生育が悪い苗や痛んだ苗とはどのような苗かわからない方に写真を用意しました。
今回もできるだけ丈夫な苗を残します。
2回目の間引いた苗はスプラウト以上ベビーリーフ未満といった感じ。
2回目の間引きのポイント
- 本葉が2枚〜3枚になった時期
- 苗と苗の間隔は2㎝〜3㎝くらい
- 根っこを傷つけないようにハサミで切る
- 丈夫な苗を残す
3回目の間引き【ベビーリーフ】
3回目の間引きはルッコラ の本葉が4〜5枚になった時に行います。
前回の間引きから7日〜10日くらいが目安の時期です。
苗と苗の間隔(株間)が4〜5㎝くらいになるように、生育が悪い芽や痛んだ芽を優先的に抜きます。
今回の間引き方法は、苗と苗の間隔が広いので苗ごと引っこ抜いて抜いても大丈夫ですが、ハサミで根本を切った方が安心です。
3回目に間引いた苗はベビーリーフとしてサラダなどで食べることができます。
これでルッコラの間引きは完了です。
適期であればこの後10日くらいで収穫することができます。
3回目の間引きのポイント
- 本葉が3枚〜4枚になった時期
- 苗と苗の間隔は4㎝〜5㎝くらい
- 丈夫な苗を残す
ルッコラの追肥が必要な場合と方法【ルッコラの育て方】
先述しましたが基本的にルッコラの追肥は必要ありません。
では、どのような場合に追肥が必要なのでしょうか。
ルッコラの追肥が必要な場合
- 葉の色が薄い場合
- 成長が止まって全然育たない場合
上記2つに当てはまる場合は追肥が必要です。
では、なぜこのような状態になってしまうのでしょうか。
追肥が必要な状態になってしまう可能性
- 元肥が十分に入っていない
- 連作障害
上記2つの可能性があげられます。
つまり、新品の野菜培養土を使う場合は追肥の必要はないということ。
何度か野菜を栽培した土を使う場合は種まきする前に元肥を十分に入れておきましょう。
元肥について詳しく知りたい方はこちら
また、前回アブラナ科の野菜を育てた土を使ってルッコラを育てると連作障害がおきるかもしれません。
連作障害について詳しく知りたい方はこちら
アブラナ科の野菜
- ルッコラ
- 小松菜
- ラディッシュ
- ブロッコリー
- キャベツ
それではルッコラの追肥する方法を解説します。
ルッコラの追肥が必要な場合は化成肥料をあげます。
なぜなら、化成肥料は即効性があるからです。
つまり、追肥に有機肥料は向いていないということ。
もし、どうしても有機肥料を追肥したい場合は、鶏糞をいれてください。
なぜなら、鶏糞は化成肥料に近いくらいの即効性を持った有機肥料だからです。
追肥する時期は3回目の間引きの時が理想的です。
あまりにも小さい時に追肥すると肥料やけを起こして枯れてしまうので注意してください。
追肥の方法
追肥の方法は簡単です。
ルッコラの株元に少量の化成肥料をあげて下さい。
追肥したら周りの土をルッコラの株元に寄せてあげます。
これで追肥は完了です。
ルッコラの水やり方法【ルッコラの育て方】
ルッコラの水やりは土の表面が乾いた時だけです。
なぜなら、ルッコラは多湿を嫌う野菜だからです。
土の表面が乾いたらプランターの底からうっすら水が出てくるくらいあげればOK
【まとめ】ルッコラの間引きと追肥のポイント【農家の育て方】
ルッコラの間引きはトータル3回です。
種をちゃんと1㎝間隔でまいた人の間引きは2回。
1回目の間引きのポイント
- 種をキレイに1㎝間隔でまいた人はやらなくていい
- 発芽から10日くらいで草丈が3㎝〜4㎝になった頃
- 芽と芽の間隔は1㎝
- 残す芽の根っこを傷つけないようにハサミで切る
- ルッコラスプラウトは種を濃いめにまいた人しか味わえない
2回目の間引きのポイント
- 本葉が2枚〜3枚になった時期
- 苗と苗の間隔は2㎝〜3㎝くらい
- 根っこを傷つけないようにハサミで切る
- 丈夫な苗を残す
3回目の間引きのポイント
- 本葉が3枚〜4枚になった時期
- 苗と苗の間隔は4㎝〜5㎝くらい
- 丈夫な苗を残す
ルッコラは初心者の方でも簡単に育てられる野菜です。
間引きすることくらいしか目立った作業はありません。
ルッコラの追肥は基本的に必要ないですが、下記のような場合は追肥する必要があります。
ルッコラの追肥が必要な場合
- 葉の色が薄い場合
- 成長が止まって全然育たない場合
このような場合は、化成肥料をあげて下さい。
株元に少量の化成肥料を入れて土を簡単に寄せれば追肥は完了。
以上がルッコラの間引きと追肥のポイントです。
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