虫に注意!農家が教えるルッコラを育てる時の注意点4つと対策
ベランダ菜園初心者
ルッコラを育てる時の注意点は?
やっぱり虫がつくの?
このような疑問にルッコラを出荷してる農家で
趣味でもルッコラをプランター栽培してる
ベランダ菜園士の資格を取得した私が答えます。
そういえば、年末に受けていた資格のベランダ菜園士に受かってた😄
— Vege Rhythm@野菜ソムリエ農家 (@VegeRhythm) January 24, 2021
ベランダ菜園に対しての知識と理解を増やす事を目的に受けたけど、受かってて良かった笑 pic.twitter.com/bFnGXKtWK7
ルッコラをプランターで育てようと思ってる方へ。
この記事は、ルッコラをプランターで育てる時につく虫の種類と害虫対策について、ルッコラ農家兼ベランダ菜園士の筆者がベランダ菜園初心者の方にもわかりやすいように解説してます。
この記事を読めば失敗しないルッコラ栽培ができます。
虫に注意!農家が教えるルッコラを育てる時の注意点4つと対策
ルッコラをプランターで育てるときの注意点は4つあります。
ルッコラを育てる時の注意点
- 害虫に注意
- 日当たりに注意
- 生育期間に注意
- トウ立ちに注意
野菜を育てたことがない方にもわかりやすいように注意点と対策を解説します。
害虫に注意!対策は予防が1番
ルッコラを育てる時に1番注意が必要なのが虫による食害です。
なぜなら、ルッコラは葉菜類だからです。
つまり、人間が葉を食べる前に虫に葉を食べられてしまったら本末転倒とういうこと。
また、虫が病原菌を媒介してるので虫がつくと病気にもかかりやすくなります。
ルッコラによくつく虫
- アオムシ
- アブラムシ
では具体的にルッコラの害虫を紹介します。※虫の画像が出てきます。
アオムシ(蝶々や蛾の幼虫)
アオムシは小さいものから大きいものまで種類が豊富です。
その中でもルッコラによくつくアオムシ
- モンシロチョウの幼虫
- コナガの幼虫
モンシロチョウの幼虫は体長が3㎝〜5㎝くらいで緑色。
コナガの幼虫はモンシロチョウの幼虫よりも二回りくらい小さくて体長が1㎝〜3㎝くらいの緑色や黒色。
アブラムシ
アブラムシは色々な種類の野菜につく虫ですが、その名の通りアブラナ科の野菜にはつきやすいです。
アブラムシは体長1㎜くらいで色は赤や緑・白・黒など種類が豊富。葉っぱや茎について野菜のエキスを吸います。
体長が小さく見つけにくいので知らず知らずに大繁殖なんてこともあります。
アブラムシが大量についたルッコラは、葉っぱのエキスを吸われて縮れてしまいます。
基本的には、ルッコラ の生育適温の15℃〜25℃は害虫の活動も活発な気温なので、常に注意は必要です。
イメージ的には、気温の上昇と比例して害虫の活動が活発になり、真夏をピークに気温の低下と比例して害虫の活動も鈍化する感じです。
アブラナ科の野菜にはこんな虫がつきます。
ルッコラの害虫対策の基本は予防
ルッコラの害虫対策の基本は予防がベストです。
なぜなら、虫がついてから施せる対策は2択だから。
- 1匹ずつ地道に駆除する
- 薬を使って駆除する
つまり、手間か薬をかけるなら虫をつかないようにしておこうということ。
1番簡単な虫の予防対策は種を播いた時に防虫ネットをかけること。
プランター用の防虫ネットとトンネル支柱のセットが販売されてるので、それを使うと簡単に害虫対策ができます。
もし、アブラムシが大量発生しているのであれば素直に薬を使いましょう。
これ使うとアブラムシはイチコロです。
ルッコラを育てる時はとにかく害虫に注意してください。
日当たりに注意!対策は半日日陰で栽培
ルッコラは日当たりが良すぎるところで育てると食味が悪くなります。
なぜなら、ルッコラ は反陰性植物(半陽地植物)に分類される野菜だからです。
つまり、ルッコラ の成長に必要な日光は、強すぎるとルッコラ の成長に障害をもたらすということです。
食べられない訳ではないんですが、サラダなど生で食べることが多いので葉っぱが固いと美味しくないです。
特に夏のような強い日差しには注意が必要です。
ルッコラの日当たり対策は半日日陰で栽培すればOK
プランター栽培なら畑で栽培するのと違ってプランターを移動できるので、半日は日陰になるところで栽培すれば大丈夫です。
- 春→半日日陰
- 夏→室内でレース越しの日当たり
- 秋→半日日陰
- 冬→1日日が当たるところ
夏は直射日光が当たらないところなら屋外でも大丈夫です。
野菜の日光特性について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
生育期間に注意!対策は20日だけ丁寧に
ルッコラは生育期間が40日くらいと短いので、育てやすい野菜とされていますが、生育期間が短いのは注意が必要です。
なぜなら、1回生育障害が出ると取り返しがつかないからです。
つまり、1回ミスったら即終了ということ。
対策は本葉が展開するまで丁寧に
対策は種を播いてから本葉が展開するまで丁寧に育てることです。
なぜなら、本葉が展開するまでの小さいルッコラが特に弱いからです。
つまり、本葉が展開するまでは育ちやすい環境を整えてあげるということ。
防虫ネットをかけるだけで風対策と冷え込み対策になります。
夜の気温が10度を下回るようだったらビニールをかけてあげた方が安心です。
トウ立ちに注意!対策はトウ立ちする前に収穫
ルッコラの栽培後期にはトウ立ちに注意する必要があります。
なぜなら、トウ立ちすると食味が落ちるからです。
つまり、せっかく育てたルッコラの収穫が遅れると美味しくなくなってしまうということ。
ルッコラの開花時期は6月〜9月なので、この時期にルッコラを育てる場合は特にトウ立ちに注意してください。
対策はトウ立ちする前に収穫
ルッコラのトウ立ち対策はトウ立ちする前に収穫が1番です。
なぜなら、トウ立ちする前に食べるのが1番美味しいからです。
つまり、人間の都合ではなく野菜の都合で収穫するということ。
これが1番簡単なトウ立ち対策ですが、意外と難しいんですよね。
【まとめ】ルッコラをプランターで育てる時はとにかく虫に注意!!
ルッコラをプランターで育てる時に1番注意しなければいけないのは虫です。
虫がつかなければなんとか収穫して食べることはできます。
ルッコラを育てる時の注意点は4つ。
まとめ
- 害虫に注意
- 日当たりに注意
- 生育期間に注意
- トウ立ちに注意
それぞれの対策
まとめ
- 害虫対策の基本は予防
- 半日日陰で栽培
- 本葉が展開するまで丁寧に
- トウ立ちする前に収穫
ぶっちゃけ畑で育てるよりもプランターで育てる方が簡単です。
なぜなら、ルッコラを畑で育てると虫の種類と数がベラボーに増えるからです。
つまり、害虫の食害が増えるし病気にかかるリスクも増えるということ。
もちろん雑草もたくさん生えますし。
その点では、ルッコラのプランター栽培は虫の数が少ないので割と難易度は低いです。
まずはプランターでルッコラを育ててみましょう。
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